いつまで仕事をするか、老後をどのように過ごすかといった人生設計は人によってそれぞれ異なるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人と中国人では老後に対する考え方が大きく異なり、「日本人は退職することを恐れているようだ」と主張する記事を掲載した。

 記事は「中国人の多くは少しでも早く退職し、退職金をもらって引退することを望む」と指摘する一方、日本人は「退職することを恐れ、仕事をしなくなれば早死にしてしまう」と考えていると主張した。

 この表現は少々極端に感じられるが、厚生労働省の調査を引き合いに「日本人の31.4%は65歳まで働きたいと願っており、20.9%は退職は70歳という希望を持っている」と指摘、さらに「25.7%の日本人は健康なうちはずっと仕事をしていたいと望んでいる」と紹介。こうした考え方を持たない中国人には「日本人が退職を恐れている」ように見えるようだ。

 日本を訪れる中国人観光客は、販売員やタクシー運転手など働く高齢者の姿を見かけ驚くと共に、高齢者からサービスを受けることに気が引ける思いがするらしい。なぜなら、もし中国で同じように高齢者が働いていれば、「やもう得ない事情で働かざるを得ないのだと可哀想に感じるから」だという。

 しかし、日本の年金制度をはじめとする福祉制度は中国人の想像を遥かに上回るほど充実していて、「日本の高齢者は基本的に生活のために働く必要性はあまりない」と説明した。ゆえに、日本人が退職後も何らかの仕事に就いて働いている理由は「少子高齢化による労働力の不足が大きく関係しているほか、高齢者でも働ける職場が多くあって、また高齢者たちも勤勉であるため、じっとしてはいられないのだ」と主張した。今後、東京五輪や大阪万博に向けてサービス業では労働力の確保が叫ばれるが、現在も日本経済の発展に現役で働く高齢者は大きく貢献していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)