2013年、「和食」は日本人の伝統的な食文化としてユネスコの世界無形遺産に登録された。近年は寿司をはじめとする和食はヘルシーで美味しいとして世界的に人気となっている。中国でも「居酒屋」が人気となっていて、生ものを食べる習慣のなかった中国人も徐々にではあるが寿司や刺身に触れる機会が増えているようで、その美味しさを知る人も増えている。

 中華料理は世界3大料理の1つに数えられるが、「中華料理は和食の地位に及ばない」と考える中国人もいるようだ。中国メディアの今日頭条は28日、日本国外において和食は「高級料理」として認識されていると伝え、中華料理には長い歴史に基づく「深み」があるというのに、なぜ和食に及ばないのだろうかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、中国国外において中華料理店は山のように存在し、どこでも中華料理を簡単に食べることができると紹介する一方、中華料理の「深み」は、なかなか外国人には理解されないのが現状だと強調。たとえば「ツバメの巣」や鹿の袋角を乾燥させた「鹿茸(ろくじょう)」の食材について、「なぜそんなものを食材にするのか」、「中国人は何でも食べる」と訝る外国人は少なくないと論じた。

 続けて、和食と中華料理の海外における地位に差があるのは、「現地化」の程度に差があるためではないかと主張。和食料理店が外国で事業を展開する場合は現地の人々の嗜好に合わせた調整を行う場合があるとしながらも、中華料理は外国人の口に合わない味もあるようだと伝えた。

 また、日本は「日本産食材サポーター店」の制度などを通じて、和食の地位を落とさないための活動を展開していると指摘する一方、中華料理はこのような制度がないため、店によって味や品質に大きなばらつきがあると指摘。こうした点が国外における和食と中華料理の差につながっているのではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)