在日外国人の増加に伴い、地元住民との摩擦も社会問題となっているが、中国メディアの今日頭条は28日、「リトルチャイナ」とも呼ばれる埼玉県西川口で、中国人の名誉回復に努めている中国人女性を紹介する記事を掲載した。

 この女性は、日本で飲食店を経営する夢を実現すべく物件を探したが、中国人には店を貸したくないという大家が多く、日本における中国人のイメージの低さをひしひしと感じたという。特定の国民を偏見の目で見るべきではないとはいえ、中国人のイメージが悪くなったのには理由があるようだ。

 記事は、一部の中国人留学生は、家賃を踏み倒したうえに、部屋をこれでもかというほど汚くして帰国していると指摘。このため、中国人に対するイメージが悪くなり、部屋を借りにくくなっているという。記事は、「こういう劣悪な事件は二度と起こしてはならない」と同胞の悪質な行動を強く戒めている。

 しかし、西川口ではこの女性のおかげで少しずつ中国人のイメージが回復してきているそうだ。中華料理店が建ち並ぶこの街には、北京ダック、四川火鍋、武漢鴨脖などの店が軒を連ねている。しかし中国人が集まることでごみのポイ捨てなどが増え、ただでさえイメージの悪い中国人の評判がさらに悪化したと伝えている。

 そのため、ここで店を構えるこの女性は自主的にごみ拾いを始めたと記事は紹介。最初はたった1人で始め、ただのパフォーマンスだなどと批判されたこともあったようだが、徐々に増えた賛同者とともに「最も誠実な方法で中国人の民度の高さを証明した」と称賛した。記事は結びに、ごみのポイ捨ては中国のイメージを悪くさせるので注意するようにと締めくくった。

 イメージを悪化させることは簡単であっという間だが、回復には時間がかかるものだ。この女性の行動はなかなかできることではなく、海外でのイメージを気にする中国人を感心させているようだ。日本ではボランティアが自主的にごみ拾いをするのはそれほど珍しいことではないが、路上に掃除員が常にいる中国からはありえない光景に感じるのだろう。いずれにしても、自国のイメージを守るうえでも、現地の人との摩擦を減らすうえでも、この女性の行動は意義があると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)