先日、2024年に1万円札、5000円札、1000円札のデザインを一新する予定であることが財務省から発表された。新デザインの紙幣はこれまでよりもさらに高度な偽造防止技術が施されるという。中国メディア・東方網は28日「どうして日本ではニセ札識別機をほとんど見かけることなく、商業者もニセ札を掴むことに対して心配していないのか」とする記事を掲載した。
 
 記事は、「日本を旅行する人は、単に各種の風景や景観を楽しむだけでなく、友人や家族に土産物を持ち帰るべくショッピングにも時間を割くケースが多い。そこで必要なのはもちろん、お金だ」としたうえで、中国ではニセ札が多く出回っていることから各商業施設には必ずと言っていいほどニセ札鑑別機が稼働していると紹介した。

 その一方で、日本では状況が全く異なり、ニセ札もニセ札鑑別機もなく、商業者がニセ札を掴まされる心配を全くしていないと説明。その理由について、日本の紙幣は製造するうえで非常に細かい技術が採用されており、本物と見分けがつかないレベルで偽造するのが実に困難なのだと伝えるとともに、「それは裏を返せば、政府がニセ札撲滅に向けて非常に多くの思考と努力を重ねてきた、ということになるのだ」としている。

 また、日本では紙幣を偽造すれば非常に重い懲罰が科されるほか、インクなど紙幣に用いる原材料も非常に高価なので、たとえ偽造に成功したとしてもそこから大きな利益を得ることは難しいため、自らすすんで日本の紙幣を偽造しようとする人もいないのだと伝えた。

 1万円札、5000円札、1000円札が今のデザインに代わってからまだそんなに時間が経っていないではないかと感じた人も少なくないことだろう。しかし、現行デザインの3紙幣が登場したのは2004年のこと。すでに15年が経とうとしており、24年に新札発行開始となれば先代と同じ20年での「新旧交代」ということになる。時が経つのは、本当に早いものだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)