中国人旅行客の訪日目的が近年変化していると言われる。かつては買い物一辺倒だったが、近年は日本ならではの「体験」を求める中国人が増えていて、「モノ消費」から「コト消費」へと移行しているという。

 中国人の間で人気が高まっている日本ならではの体験の1つに「温泉」を挙げることができるが、日本の温泉は細かいルールがたくさんあって、戸惑いを感じる中国人は少なくないらしい。中国メディアの今日頭条は26日、中国人の多くは日本の温泉を堪能したいと願いながらも、なかなか堪能できないでいることを伝えている。

 記事は、米国人など欧米の人は温泉で裸になり、他人と同じ風呂に入ることにあまり抵抗はないようだとしながらも、中国人は人前で全裸になることに恥ずかしさを感じる人が少なくないと紹介。せっかく日本を訪れた以上、日本で本物の温泉を堪能したいと思いながらも、裸になることが嫌で、温泉プールのような施設を選ぶ人もいると紹介した。

 続けて、日本の温泉には暗黙の了解のようなルールがたくさんあると紹介。施設によっては明示しているケースもあるようだが、刺青を入れている人は入れないこと、湯船に浸かる前には体をしっかりと洗うこと、タオルは湯船に入れないことといったマナーは、初めて温泉に入る中国人は知らない場合が多く、指摘されると戸惑ってしまうと伝えた。

 日本人が海外旅行に出かけて、渡航先の現地の人たちの風習や文化を体験しようとした場合、マナーやルールを知らなければやはり様々な場面で戸惑いを感じてしまうことだろう。それだけでなく、現地の人々に迷惑をかけたり、不快な思いをさせてしまうこともあるかもしれない。だからこそ、その前にルールやマナーを知っておくことが大切であり、中国人旅行客も温泉のマナーなどは訪日前に知っておいた方が良いのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)