近年、非常に多くの中国人が日本を訪れている。2018年度には800万人を超える中国人が来日していて、今後も高い水準で推移していくことが予想されている。帰国後に多くの中国人は、日本の街は清潔でごみがほとんど落ちていなかったことを周りの中国人に語るという。中国メディアの今日頭条は18日、日本の街でごみがほとんど落ちていないことを紹介する記事を掲載し、これは「ごみをポイ捨てすることで他人から白い目で見られることを気にしているからだ」と伝えた。

 記事はまず、日本は人口が密集していて、しかも路上にごみ箱が設置されていないのにもかかわらず、ごみがほとんど落ちていないと紹介し、中国人には理解することができないことであると伝えた。では、「なぜ日本人は街を清潔に保つことができているのだろうか」と疑問を提起した。

 その理由として、日本では小中学校に通う義務教育の期間中に生徒たちが自ら学校の清掃を行い、自分たちの環境を清潔に保つことを学んでいるからであると分析した。また、日本人特有の「全体主義」あるいは「集団主義」があり、「他人から白い目で見られることを嫌う」傾向にあることも原因となっていると強調した。

 他にも記事は、日本では自治体ごとにごみの分別が決められていて、分別していないごみは回収してもらえず、自分だけでなく、地域全体に迷惑がかかるため、日本人の心にはごみは分別して所定の場所に捨てる意識が根付いていると指摘。さらに日本の国土は非常に狭いため、貴重な国土をごみで汚してはならないという潜在意識も働いているのではないかと考察した。

 中国では、ごみをポイ捨てする人は非常に多い。街ではごみや落ち葉を回収する清掃員が毎日忙しく働いているが次から次へとごみが捨てられるのが現状だ。日本を訪れた中国人は日本が非常に清潔なところであると感動するようだが、中国が同じようになるまでに人々の意識が変化していくまでには、まだかなりの時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)