「中国の飲み物といえばなにか」と聞かれた日本人の多くが答えるのは、おそらくウーロン茶だろう。中国のお茶は実に種類が豊富だが、日本におけるウーロン茶の知名度は抜きん出ている。中国メディア・東方網は26日、中国でも人気のある日本のドラマ「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎について「どうしていつもウーロン茶ばかり飲むのか」とする記事を掲載した。

 記事はまず、「日本の自動販売機を見ると、3台中2台半は緑茶と一緒にウーロン茶を売っている」という中国人留学生の話を紹介。話自体は些か誇張気味ではあるものの、日本人は確かに緑茶と並んでウーロン茶を良く飲むと伝えた。

 そして、「孤独のグルメ」の中で、井之頭五郎が食事をするたびにウーロン茶を注文していると指摘。ファンからは「五郎氏が飲んだウーロン茶を繋げると地球一周できるのではないか」などといったジョークまで飛び出しているほか、やたらとウーロン茶を飲むので、視聴者は料理とともにウーロン茶までおいしそうに見えてくるとした。

 そのうえで、日本では1970年代以降何度かウーロン茶ブームが巻き起こって各家庭に浸透し、今では日本がウーロン茶の最大の消費国になっているとした。また、日本人がこれほどまでにウーロン茶を愛好する理由について「主に、ウーロン茶が持つさっぱりとした後味、爽やかな香りが、日本人の味覚に非常にマッチしているからだ」と解説。ほかにも、ウーロン茶が美容や健康にもいいという認識が浸透している点にも言及している。

 記事はさらに、日本では長きにわたり「中国製」に対する印象や評判が芳しく無かったが、茶葉に関しては中国産の物が珍重されてきたと紹介。その証として、中国を訪れた日本人の多くが茶葉をお土産として買って帰ることを挙げた。また、日本で販売されているウーロン茶飲料のペットボトルには「福建省の茶葉を使用」などといったコピーが印刷されており、それが一種の品質保証になってきたと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)