中国メディア・東方網は25日、アップル、サムスン、ファーウェイなどのメーカーが世界のスマートフォン市場を牛耳るなかで、日本のメーカーが存在感を失ってしまった理由について考察した記事を掲載した。

 記事は、日本メーカーにもスマートフォンの売れ行きが好調だった時期はあり、カメラ性能の高さや品質に対する信頼感から消費者に喜ばれていたと紹介。一方で、近年では日本ブランドのスマートフォンは視界から徐々に消え始めてしまっているとした。そして、「なぜ現在、日本は世界的にヒットするようなスマートフォンが開発できないのか」と疑問を呈したうえで、2つの点にその答えを求めている。

 まず、日本メーカーはスマートフォンの部品で依然として大きな影響力を持っており、これがスマートフォン本体で存在感を示せない理由の1つになっていると説明。カメラや液晶パネルなど、部品に対する需要が非常に大きく、研究開発のリソースを部品に集中させる必要があるために、本体の研究開発まで手が回らないのだと伝えた。

 次に、日本メーカーが世界のスマートフォンの発展トレンドについて行けなかったとした。他国のトップメーカーがベゼルレスの「全画面スマホ」の設計に取り組む中で、「時代にそぐわない外観」の本体を発表し続けたため、世界の消費者から注目されなくなってしまったのだと解説している。

 記事は一方で、日本はスマートフォン本体で発展することはできていないが、業界全体から見ると日本の存在感はなおも大きいと指摘。多くの海外メーカーが日本企業の部品を数多く利用していることを伝えたうえで「日本にしてみれば、向かうべき目標を変更したに過ぎず、モバイル機器業界における地位は保ち続けているのである」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)