ロイター通信は20日、日本が目指している国産戦闘機の開発に向け、米ロッキード・マーチンが日本政府に対して非公式でF-22とF-35の両機をベースとした開発案を打診したと伝えた。中国メディアの快資訊は25日、日本でF-35の墜落事故が起きたばかりだというのに、米国が同機のソースコードを日本に提供する可能性が浮上したことは大きな驚きだと伝える記事を掲載した。

 記事は、日本政府の関係者の話として、米国側が日本に対してF-35の機密情報を提供する意向を示していると伝え、F-35の開発には9カ国がかかわっているが、すべての基幹技術は米国が独占している状態にあると強調。もし、米国がF-35の機密情報を日本に提供すれば、日本は国産の第5世代戦闘機開発に向けて大きく前進することになると強調した。

 続けて、米国がF-35の機密情報を日本に提供する可能性が浮上したことについて、韓国では激しい反発が見られると紹介。なぜなら韓国は過去に米国に対してF-35の技術供与を求め、拒絶されたことがあるためであり、米ロッキード・マーチンも韓国が自主開発する戦闘機「KF-X」に対して技術的な支援は何ら行っていないためだと指摘した。

 さらに、近年は日本と韓国の関係が冷え込んでいること、また、韓国もF-35を導入している国であることも、韓国国内の反発につながっていると伝え、もし日本がF-35の機密を入手すれば、韓国空軍のF-35は航空自衛隊の戦闘機に相対的に劣る可能性が生じると伝え、これは韓国にとっては容認しがたいことだと指摘。韓国国内では「米国が韓国への技術供与を拒絶し、日本には提供するとなれば、米国は韓国にとっての諸悪の根源となる」といった報道も見られたと紹介した。

 記事は、F-22とF-35の両機をベースとした開発案が実現し、F-22の機体にF-35の電子機器を積み込んだ戦闘機が日本で完成すれば、「それは世界最高性能のステルス戦闘機」であり、韓国にとってはやはり不利な状況になるのは間違いないと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)