何事もおおらかな中国人とは対照的に、日本人は細部にまで気をかけると言われる。中国メディアの捜狐は20日、日本に行ってみて、細部で美を感じたとする記事を掲載した。

 記事はまず、日本には何度行っても驚かされると紹介。道を聞けば、こちらが申し訳なくなるほど熱心に教えてくれて目的地まで連れて行ってくれたり、レストランでは子ども用の食器が用意されていたりする。記事は、日本には「生きていくのに必要なものだけでなく、利用者の細かなニーズに合わせた」ものやサービスであふれていて、「至れり尽くせり」な感じがすると伝えつつ、他にも事例を紹介している。

 例えば、「食」に関していえば、日本では多くの商品にQRコードが付いているため、生産者や使用された農薬、肥料、調理方法までわかるようになっている。また、店には賞味期限が切れているものは並んでおらず、ふぐは資格のある人しか調理できないなど、安全に厳しいと紹介した。

 また、「生きやすさ」も指摘している。中国ではメンツのために家や車を買わなければならないという圧力が強く、治安からくるストレスも大きい。その点、日本では持ち家を持たない人も多く、買うとしても中国よりも安く、「東京でも土地付きの一軒家が、北京の中心地で100平方メートルのマンションを買うよりも安く買える」と紹介。また、日本のトイレは公共のトイレでも温水便座が付いていて快適であり、家の窓には鉄格子も要らないほど治安も良いと紹介した。

 「交通」面でも、公共交通機関は時間に正確で、高齢者や障がい者、妊婦に優しく利用者が多いと紹介。「安全」面では、防災意識が高く、偽札をつかまされる心配がなく、喫煙場所を制限していると伝えた。また、日本では多くの場所に女性専用の座席や車両があり、出産や育児には国から補助金が出ることを紹介。公共の場所では点字ブロックや車いす用のスロープなどが完備されていて、学校ではバランスの取れた給食や定期的な避難訓練などがあり、子どもの安全や健康を重視していると称賛している。

 他にも、ごみを分別する習慣があり環境に優しく、文化遺産の保護が行き届いているなど、日本は「細部まで美しい」と称賛した。「なくても生きていけるが、あるとうれしい」ものがあふれていると言えるだろう。こうした細部は、国内総生産の数字だけでは分からないものだ。おおらかなのも良いが、日本の細部から中国も学ぶ点が多くあるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)