世界最大の自動車大国となった中国では国内外の様々なメーカーの車を見ることができるが、中国は非常に広い国土を持っているため、地域によって街で見かける車に違いがある。たとえば北京など北部の都市ではドイツ車が人気で、広東省など南部では日系車が人気であるのは広く知られた事実だ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国では地域によって人気の車が異なっていることを紹介する記事を掲載し、北部と南部の自動車オーナーたちの言い分を伝えている。

 記事はまず、中国の北部ではフォルクスワーゲンやベンツ、BMW、アウディーなどのドイツ車が人気であり、南部ではトヨタ、ホンダ、レクサスなどの日系車を多く見かけると紹介。その理由について、中国では外国メーカーは中国企業と合弁会社を設立しなければ自動車の生産ができないためだと伝え、ドイツメーカーの合弁企業や工場は北部に多く、逆に南部には日本メーカーとの合弁会社や工場が多く存在しているためであると指摘した。

 また、政治の中心地である北京があることから、北部では重厚なイメージの車が好まれる傾向があり、いち早く経済が発展し、香港を通じて外国の文化に触れる機会があった南部の人は「使い勝手やコストパフォーマンスが良い」車を好む傾向にあると紹介した。

 続けて記事は、自動車のオーナーの声を紹介し、南部に住むという中国人の意見として「自分は歴史問題から日本が嫌いで、かつては日系車など絶対に買わないと思っていたが、乗っていた中国車はトラブルだらけで、ドイツ車も故障が多かったために日系車を選択した。結局、車は人のために存在するものであり、故障が少なく、安心して乗れることが大事だ」という声を紹介。また、日系車は10年以上も乗ることができて、コストパフォーマンスが高いと指摘する声もあった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)