米国経済は最近比較的好調だが、EUなどは最近でも経済成長見通しを下方修正するなど、あまり芳しい状況ではないようだ。中国メディアの今日頭条は20日、欧米経済が「日本化」しているとし、「欧米経済体が逃げられない悪夢」だとする記事を掲載した。

 記事は、スペインのある専門家の文章を紹介。欧米諸国では、高齢化や不平等などによるデフレが経済成長を阻んでいるが、米国にもこの問題の兆候が見られると感じている人も多いという。これまでは「日本化」は欧米の経済体で起きるはずがなく、政策決定者が相応の手段をとれば良いだけだと考えられていたものの、「日本化」が欧米を覆ってきていると伝えた。

 記事によると、この傾向は、「2008年の金融危機以後」から見られるという。リーマンショック後の経済回復は、欧州では専門家の予測よりも遅く、この回復速度から逃れることができていないと論じた。そして、名目成長率が物価上昇率ともに長年低迷している日本のようになるのではないか、と「欧米の日本化」が不安視されていると伝えた。
 
 記事は、「日本化」を防ぐための対策として、金融政策に重きを置き過ぎるのではなく、より広い政策が必要だと主張。財政に余裕がある国では、より融通の利いた政府予算と、より生産効率を高める投資を行うべきで、これにはインフラや教育などへの投資を含むと論じた。また、財源が足りないのであれば、合法的な移民に労働力を頼るのも1つの対策だとしている。

「欧米の日本化という悪夢」というのは日本にとっては不名誉な言われようだが、日本のようになかなか経済の低迷から抜け出せない状況は、各国にとっても悩みの種となりつつあるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)