5月1日の新天皇即位、改元が迫るなか、中国国内でも日本の天皇制について解説し、その存在意義について論じる文章が少なからず見られる。中国メディア・東方網は16日、長きにわたり続いてきた天皇制が日本に安全感を与えているとする記事を掲載した。

 記事は、日本について理解する中で、日本ではこれまでに一度も王朝が変わったことがなく、今も昔も同じ天皇家が脈々と続いていることに気づくと紹介。「われわれ中国人にとってみれば、はっきり言って不思議でならない」とした。

 そして、少なくとも明治から第2次世界大戦の終戦に至るまで、天皇の語ることはみな日本国民にとっては「天命」だったと説明。その象徴的なトピックとして、1945年8月に昭和天皇が無条件降伏を宣言すると、それまで戦争貫徹を希望していた国民が速やかに降伏の事実を受け入れたことを挙げた。

 記事は、「現代の視点から言えば、かつての日本のこのような忠誠心は愚忠というべきもので、意味のない忠義に属する」と論じる一方で、日本の人びとはまさに天皇に忠誠を誓い、天皇を頂点とする階級制度や文化に浴してきたことで十分な安全、安心感を獲得し、生産や労働に励み、自らを変化させてきたのだとした。そのうえで「われわれは、良い面を学ぶとともに自らの限界をはっきりと見極め、その殻を破る努力を払わなければならない」と論じている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)