近年、中国では日本旅行ブームが起きている。訪日中国人の数もうなぎのぼりであり、2008年は100万人ほどだった訪日中国人客数は18年には838万人まで増加した。13億人を超える中国の人口を考慮すれば、訪日中国人の数は今後さらに伸びていくことは想像に難くない。

 一方、日本では海外旅行で人気のある渡航先は近場では韓国や台湾、香港などであり、中国は決して人気というわけではない。中国には様々な美食があり、世界遺産も豊富に存在するのだが、なぜ日本では中国旅行ブームが起きないのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人が日本旅行に熱を上げているのに比べると、日本ではそれほど中国旅行が人気であるわけではないと主張し、その理由を考察する記事を掲載した。

 記事は、日本人も中国人も相手国に対する情報には偏りがあるとし、情報を得る手段は主にテレビとインターネットであることを強調、それゆえ情報には「偏り」が生じやすい状況にあると伝えつつ、日本人の中国に対する認識やイメージも「偏っている」と主張した。さらに日中関係は決して良好ではなく、長年にわたって「非常に複雑」な関係が続いてきたと伝え、こうした関係も日本人の中国に対する認識を歪ませているのではないかと考察した。

 また、日本で中国旅行の人気が出ないのは、韓国旅行が人気であることも要因の1つだと主張。韓国は文化の輸出に力を入れており、日本でも中国同様に韓国人タレントを目にする機会が多く、日本人は中国より韓国に対して親近感を抱いているのではないかと主張し、中国は韓国に日本人の旅行客を奪われているのではないかと考察している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)