礼儀正しさで定評のある日本人。毎年多くの中国人観光客が日本を訪問しており、日本人のマナーの高さに感心するとともに「日本人に注意されてしまう」人もいるようだ。中国メディアの捜狐は15日、日本人の食事のマナーがどれほど良いかを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人が日本のレストランで注意を受けるという気まずい事態が時折発生すると紹介。以前には、中国人女性2人が旅先の大阪の焼き肉店で店員に注意された時の動画がアップされたこともあったそうだ。記事の中国人筆者は、何度も日本に行ったことがある自身の経験から、「日本人はそんなに食べ方がきれいなのか」どうかを紹介している。

 筆者はかねてから、日本人の食事作法に興味があり、日本に行くたびに注意してみてきたという。初めて日本に行った時は、本当に優雅で感心してしまったそうだ。最近では比較的自由に食べているのを見るが、よく観察していると箸を取り上げてから口に運ぶまでの一連の動作が美しく、他人からの見え方を気にしているようで、「やはり中国人とは違う」と感想を述べている。

 筆者は、日本人の食べ方の特徴について、「背筋を伸ばして姿勢が良く、食事中の言葉数は少なく、しゃべらない人もいる」と紹介。各自が自分の食事に黙々と集中していて、食前には恭しく「いただきます」と天の恵みに感謝するのも日本ならではの習慣だと紹介した。中国には、いただきますにぴったり相当する言葉も習慣もない。

 また、中国人が大好きな食べ放題の店でも日本人の取り方は違うと指摘。いろいろな種類を少しずつ取っていて、たくさん取るのは恥ずかしいことのようだ、と観察を伝えている。また、「他人に迷惑をかけない」ために、レストランでは大声を出さず、互いに聞こえる程度の音量で話しているので、店内のBGMがはっきり聞こえるとも紹介した。テーブルに乗り切らないほどの種類と量を用意し、立ち上がってじゃんけんをはじめ、一気飲みをするなど、にぎやかに食べたい中国人とはマナーが違うと言えるだろう。

 マナーに対する考え方はこのように国によって違うことがあり、旅行先では誤解を生みかねない。悪気がなくても注意されてしまわないように、日本のマナーを理解して楽しい旅にしてもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)