中国メディア・東方網は15日、「どうして日本や米国のような世界の大国には、どこも中華街が存在するのか」とする記事を掲載した。記事の作者はその理由を「辛酸と誇り」という2点から説明している。

 記事は、中国人が海外旅行に出かけると、「お金持ち」というイメージからどこの国の商店でも優待を受けることができると紹介。また同時に、世界各国には中華街やチャイナタウンと呼ばれる場所が存在しており、特に日本や米国の中華街は単に商業地というだけでなく、観光スポット化し、1つの文化として成り立つまでに発展していると伝えた。

 そのうえで、世界各地にある中華街は「中華民族の辛酸と誇りの現れなのだ」とした。そして、世界の中華街は数百年前から出現し始め、封建時代の中国は閉塞的な環境で生活水準も非常に低かったと説明。そこで、当時の中華民族はよりより生活をするために周辺の国へ、さらにははるばる大洋を渡って欧米に移住し、新たな生活を始めたのだとしている。

 記事の作者曰く、世界各地への移住が進むなか、現地では中国人どうしで集まって互いに助け合いながら生活基盤を広げていき、時間の推移に伴って徐々に現在の中華街が形成されていったとのこと。その過程は辛酸の連続であり、慣れない異国の地で必死にがんばってきた先人の努力の賜物なのだという。

 記事はまた、もう1つの大きな理由として、中華民族が自らの文化に対して大きな誇りと自信を持っていることを挙げている。「他国の人が異国で生活すると、時間の経過に伴って現地に同化していく。しかし、中華民族は違う。5000年もの文化的な蓄積が骨身に染み込んでいて、異国に長らくいてもそれを忘れることはない。各地の中華街で生まれた今の若者も、自分が炎帝・黄帝の子孫であることに誇りを持っているのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)