中国メディア・東方網は12日、日本の家庭における子どもの教育について、中国の親が参考になる部分について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本が戦後の短い期間で高度経済成長を遂げた背景には、教育に対する投資を惜しまなかったことがあると紹介。教育は大きく家庭教育、学校教育、社会教育の3つに分かれるが、特に日本は家庭教育の重要性を深く認識しており、各家庭が子どもを教育するうえでの理念をしっかりと持っているとした。

 そのうえで、日本の親が家庭教育において重要視しているポイントをいくつか取り上げている。まず1つめは、学校の成績や競争能力よりも、協調、協力する精神を大切にしている点を挙げ、以前15歳の子を持つ親を対象に「わが子にどんな人になってほしいか」について質問したアンケートでは、「自分の意見を明確に示す」、「他人と協調、協力する」、「苦労している人を助けられる」という回答がトップ3となり、「学校で良い成績を取る」、「競争の中で勝ち残る」といった点を挙げた親は少ない結果になったと伝えた。

 2点めは、各家庭において、その家庭のルールを作ること。子どもたちは家の中で決めたルールを守ったり、時には破ったりして、徐々に人間関係や社会ルールを学んでいくとし、親と子であいさつや門限、就寝時間を守る、ウソをつかないといった規則を家族で話し合って決めると説明した。特に、ルールを決める際には子ども自身も参加させることが大事だとしている。
 
 さらに、子どもがいじめをしたり、暴力を振るったり、他人を侮辱したりした場合には親が責任をもってわが子を叱りつける一方で、褒めるべき点についてはしっかりと褒めることが大切だと指摘。子どもは褒められることで心が愉快になるとともに、自信と自尊心も高めていくことができると伝えた。

 記事はこのほか、子どもが持っている夢や希望について聞くことの大切さについても言及。それがどんなに稚拙で滑稽なものだったとしても、親として子どもが語る夢を真剣に聞いてあげるべきだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)