4月も半ばに入り、「桜前線」がかなり北上してきた。同時に、今年も多くの人を苦しめてきたスギやヒノキの花粉もピークを過ぎつつある。中国メディア・東方網は12日、花粉症について「日本人の70%が罹っている国民病だ」とする記事を掲載した。

 記事は、毎年桜が満開になるこの時期に多くの人が日本へ花見に出かけようと考える一方で、日本人にとってこの時期は「愛おしくもあり恨めしくもある」と紹介。その理由は、桜の時期が花粉症のピークと重なるからだとした。

 そのうえで、日本でこの時期に猛威を振るう花粉症の元凶は、戦後に環境保護や自然災害防止などのために積極的に植樹されたスギやヒノキであると説明。現在スギの植樹面積は日本の森林全体の18%を、ヒノキは10%前後を占めると伝えている。

 そして、日本の最新の統計では日本人の70%が花粉症に罹っており、強い春の風に乗って日本各地で盛大に飛散する花粉に大部分の日本人が苦しめられていると紹介。その症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまりに目のかゆみ、充血といったもので、人間だけでなく淡路島のサルをはじめとする動物も花粉症に悩んでいるとした。

 記事は、花粉のシーズンになると日本の街では花粉対策用のマスクを着用する市民であふれ、オフィスなどでは空気清浄機がフル稼働すると紹介したほか、コンビニなどの各種店舗でもありとあらゆる花粉対策の薬品やグッズが陳列されると伝える一方で、一度罹ってしまうと根本的に治すことは不可能だとも伝えた。

 また、スギの花粉は樹齢50年を過ぎると徐々に減ってくるために、日本の一部専門家からは「2050年ごろまでにはスギによる花粉症はなくなるかもしれない」との分析も出ているという「朗報」も併せて紹介している。

 スギやヒノキの花粉シーズンは終わりを迎え、多くの人が苦しみから解放されつつあるが、初夏から夏にかけて今度はイネ科の植物による花粉症の季節を迎えることになる。敏感な体質の人にとっては、ほぼ一年中花粉によるアレルギーとの戦いなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)