国土の広い中国では全国どこでも学校給食が提供されているわけではなく、地方や学校ごとに制度は異なっている。給食が提供されている学校もあるが、その給食のレベルが日本と大きな差があることに驚く中国人は多い。中国メディアの快資訊は9日、日中の学校給食を比較する記事を掲載し、「その差は非常に大きかった」と伝えている。

 中国でも保護者であれば、子どもの体に良い食べ物を摂取させたいと考えるのはごく当たり前のことだが、日本と中国で提供されている学校給食にはどのような違いがあるのだろうか。記事は、日本の学校給食は見た目の良く、美味しいだけではなく、本質的に重要な点が考慮されていると指摘し、それは栄養バランスであると指摘。

 学校給食はお腹を満たせれば良いものではなく、育ち盛りの子どもたちが必要とする栄養がバランスよく含まれていることが重要だが、記事は「日本では学校給食の献立を考えるのは栄養士であり、すべての献立に子ども達の成長に必要な栄養素が豊富に含まれている」と強調した。

 一方、中国では学校給食を調理する人を募集する際の基準は高くなく、一般的に年齢が比較的高くて料理を作れる人が採用される傾向にあり、提供される給食は普通の家庭で出される料理で、栄養バランスはあまり考慮されていないと主張し、この一点だけでも日中で提供される給食の差は大きいと強調。結論として、「中国は日本の学校給食の制度に学ぶべきだ」と指摘した。

 中国四川省の小学校で3月、カビだらけの肉や腐ったトマトなど、腐敗した食材が給食に使用されていたことがSNSで明らかにされ、現地では大規模な抗議活動へと発展し、公安当局が出動する騒動となった。実際に異常を訴えた児童もいたようだ。この事件をきっかけに、中国では学校給食に対する不安が広がっている。是非とも日本を見習って、子どもたちが安心して食べられる「学校給食」を提供してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)