長期にわたって続いた「一人っ子政策」が廃止され、今では子どもを複数産むことができるようになった中国だが、多くの家庭では経済的な問題が大きな障害となって、一人しか子を産まない家庭が多い。それゆえ中国でも少子高齢化が問題となりつつある。

 日本の少子高齢化は中国よりも深刻なのは言うまでもないが、中国メディアの今日頭条は8日、「日本が行おうとしている人口減少に対する秘策」という主題で記事を掲載し、より人口減少が深刻な問題となっている日本で行われている対策を紹介している。

 記事はまず、日本では2008年ごろから人口が減少し始めていて、17年には死者数が出生者数を39万人以上も上回ったと伝えた。また、人口を維持していくために必要な合計特殊出生率は2.07だが、日本は1.43しかないと伝え、少子化が非常に深刻な状態であると指摘した。

 続けて、少子化による労働者不足を補うため、日本は「外国人労働者の受け入れ」を行い、5年で34万人の外国人労働者を受け入れようとしているが、世論の反対や外国人労働者に対する要求が高すぎることなどが問題となり、思うように進まないだろうと分析した。

 さらに記事は、日本は「ロボット」の導入も考えていると指摘。医療や福祉の現場では労働者不足が現時点で顕著だが、今後は高齢者がますます増えていくため、特に介護の分野でロボットの導入が検討されていると伝えた。

 中国でも少子高齢化が大きな社会問題となってくることが予想されている。だが、中国では「子どもは一人」という概念が定着していたり、子どもを幼稚園に入れるだけで莫大な費用がかかり、大学卒業まで育てるのは経済的負担が大きくなっているのも事実だ。それゆえ、「中国政府は二人っ子政策に失敗したら、必ず子どもを三人産まなければならない『三人っ子政策』を始めるのではないか』という突飛な噂までささやかれるようになっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)