外需主導型の経済構造の韓国経済は、世界経済の先行きを占う「風見鶏」と見なされているが、中国メディアの今日頭条は8日、韓国の輸出が大幅に減少しているほか、若者達は職が見つからなくなっていると紹介する記事を掲載し、「韓国経済が世界経済に警告を発している」と伝えた。

 記事はまず、炭鉱で働く人は「カナリア」を携えて仕事に向かうと紹介。カナリアは有毒ガスに敏感な鳥であるため、「カナリア」の警告に注意することによって鉱員は毒ガスから命を守ることができると指摘し、世界経済にとっての「炭鉱のカナリア」は韓国だと強調。天然資源や人口の少ない韓国は輸出に依存している経済構造となっているため、世界経済の動向は「韓国経済を分析すればある程度理解できる」と主張した。

 続けて、近年の韓国経済は低迷していて、2019年3月の輸出額は471億ドルにとどまり、前年同月比8.2%減となり、18年12月以来、4カ月連続で減少していると指摘。なかでも「半導体」は同25%減、「石油製品」は同11.8%の減少となったと伝え、中東や日本、中国への輸出が大きく減少したと紹介した。つまり、これらの国や地域で経済が減速している可能性があることを強調した。

 さらに、韓国のシンクタンクである韓国開発研究院が4月、「外需低迷を理由に韓国も景気が減速している」との分析を発表したことを紹介し、韓国国内では消費や設備投資といった指標が悪化していると強調。さらに、2019年2月には失業率が9年ぶりの高さを記録したと紹介し、韓国の失業率はもはや米国並みに高く、特に青年失業率は10%を超えていると紹介し、「韓国経済の悪化は世界経済に対する警告である」と主張した。

 中国でも近年、多くの若者が大学を卒業しても良い就職先を見つけることが出来なくなっている。米中貿易戦争の影響もあり、中国では景気の減速に危機感を高める人が少なくない。また日本でも3月には景気動向指数の基調判断が引き下げられている。韓国経済が発する警告が真実のものとならないことを祈るばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)