中国メディア・東方網は10日、「コンパクトで質が高い日本の家庭農場スタイルが、アジアにおける農業の典型的な代表になっている」とする記事を掲載した。

 記事は、国土面積が狭いうえ、耕地が国土面積の13%程度しかない日本では大農場型の農業発展は不可能であり、小規模でも高品質で高い生産効率を持つ家庭農場のスタイルが現実的であると紹介。そして現在、日本の農業はすでに集約化、専門化され、その効率が顕著高められ、アジアにおける小規模な家庭農場の典型的な代表になっているとした。

 そのうえで、日本の「コンパクトで質が高い」農業の発展をアシストしている要素について4つ挙げている。1つめは、科学技術を積極的に利用することだとし、日本ではバイオ技術や小型機械を生かした農業の現代化が進められており、特にその実践においては農業の存在が大きく、品種選びから収穫までにおよぶ技術指導などを通じて、日本の農業発展に大きな役割を担ってきたと伝えた。

 2つめは、農作物のブランド化とした。日本では農作物のブランドづくりに力を入れており、その中で農薬の使用や病害虫を厳しくコントロールしてその品質やブランド価値を高めていると紹介。農業のブランド化は直販や観光農業といった販路の拡大、収入源の多様化にも寄与するとしている。

 3つめには、産・官・学共同による農機の研究開発体制を挙げた。そして4つめには、観光農業の大々的な発展による農場の総合的な収益増について言及した。「日本の多くの農家は農場を利用しての観光農業の発展を意識している。これにより農場の収入増が期待できるのみならず、ブランドと消費者の距離を縮めることになり、潜在的な消費者を育てるうえでも大きな意味を持つのだ」と解説した。(編集担当:今関忠馬)