国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星Ryugu(リュウグウ)に向けて衝突装置を分離、射出し、命中させることに成功したと発表した。JAXAによれば、リュウグウは地球から約2億8000万キロメートルも離れているが、これほど遠い場所で遠隔でミッションを遂行する難易度の高さは容易に想像できるものではない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本は米国ですら成功させていない難易度の高いプロジェクトを成功させた」と指摘し、はやぶさ2の運用から日本の宇宙開発能力の高さが見て取れると主張する記事を掲載した。

 記事は、はやぶさ2がリュウグウに人工的にクレーターを作るために衝突装置を射出した際、破片などで機体が壊れないよう、はやぶさ2は安全な場所に退避したと紹介。そのうえで射出も成功し、人工クレーターを生成するための実験を成功させたと指摘し、重要な任務の1つを成功させたことを意味すると強調した。さらに、はやぶさ2にはドイツとフランスが共同で開発した小型着陸機MASCOT(マスコット)が搭載されていて、すでにリュウグウへの着陸に成功していると紹介、日本はドイツとフランスの科学者を大いに喜ばせたと指摘した。

 続けて、驚くべきは、はやぶさ2のミッションはすべて地球から約3億キロメートルも離れた宇宙空間で行われたことだと指摘したほか、はやぶさ2は今後、リュウグウの着陸と内部のサンプル採取を行う見通しだと紹介。米国は2005年に探査機ディープ・インパクトによる彗星への衝突実験を行ったが、彗星からのサンプルリターンには成功しなかったと伝え、はやぶさ2は米国ですら成功させていないプロジェクトを成功させていると指摘、これらの偉業は日本の宇宙開発能力の高さを示すものだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)