中国メディア・東方網は8日、「日本の公務員こそが、本当に公のための仕事をしている」とする記事を掲載した。

 記事は、古くより公務員という職業は非常に厳粛で、庶民に畏怖の念を抱かせる存在だったと紹介。中国ではその傾向がいまだに強く、特に税関や税務局、出入国管理所、計画生育当局といった機関に用事があって赴く際には、「まるで宮廷に参内して皇帝の謁見を賜るような心持ち」になるとした。

 そのうえで、現在の日本ではその「真逆」の状況になっていると指摘。日本の役所や役場の職員はみなにこやかに市民へのサービスを行い、手続きに10分ほどの時間しかかからなかったとしても「お待たせしてすみません」と謝る様子が見られとし、「これこそが真の、市民の公僕ではないか」と評している。

 記事は、市民に対しての礼節を持った公務員の姿勢は個々の職業道徳の高さを示すものであるとする一方で、その職業道徳の高さは個人のモラルでなはく行政に対する監督の厳しさによるものであるとの見方を示した。

 そして、日本では公務員の汚職や不正、職務怠慢、職権乱用といった行為に対して市民がクレームをつける方法は非常に簡単であり、電話1本入れるだけで効果が出ると説明。それだけに日本の公務員は市民による自身へのイメージに対して非常に敏感であり、横柄な態度を取らないばかりか、市民から好印象を持たれるような取り組みを進めるのだと伝えた。

 最後に記事は、「公務員のサービス態度は、その国の文明を測る尺度になる。特に、市民が直接感じるのは、末端の公務員の態度だ」と説明。偉そうな公務員に対して市民が種々の「お願い」をすることがなくなり、公務員が良い意味で平凡に仕事をするようになってこそ、社会は進歩したと言えるのだとの持論を展開した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)