海上自衛隊は5日、中国海軍艦艇が宮古海峡を通過し太平洋に向かったことを確認した。宮古海峡は日本の「排他的経済水域」(EEZ)であるが、中国側はここは国際海域であるため日本に文句を言われる筋合いはないという立場をとっている。中国メディアの捜狐は6日、中国海軍の艦艇が宮古海峡を通ったことでまた日本から文句を言われたと不満を示し、「日本を慣れさせよ」と主張する記事を掲載した。

 今回の問題は、中国海軍軍艦3隻が宮古島北東約100キロメートルの海域を通過したというものだ。統合幕僚監部によると、この艦艇は沖縄本島と宮古島の間の海域を南東進し、太平洋へ向けて航行した。3隻の内訳は、ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦(153)、ジャンカイⅡ級フリゲート(599)、フチ級補給艦(966)である。

 記事はさらに、今月1日にも中国軍3機が宮古海峡で東シナ海と西太平洋海域を往復飛行し、2日には宮古島の東北東およそ100キロの海域を北西に向かって3隻の中国艦艇が進んだと報じられたと伝えた。ジャンカイⅡ級フリゲート艦2隻とフチ級補給艦1隻で、3月28日にもこの同じ3隻が大隅海峡を東進している。

 宮古島付近で中国海軍の通過が頻発していると言えるが、記事は「1年に少なくとも2回、多くて5回ほどの通過がある」と認めたうえで、ここは「国際海域であり中国海軍が通る十分な権利がある」と主張。毎回「自衛隊により追跡され監視され」て、日本にいちいち文句を言われるのは不愉快だと不満を示しながら、これは「日本に慣れさせよ」と主張、より常態化すれば日本が慣れて既成事実化すると暗に論じた。

 このままでは、中国艦艇による宮古海峡の通過を「日本に慣れさせる」ために、中国海軍がより頻繁に宮古海峡に出没することが予想されそうだ。日本としても何かしらの対策が必要なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)