中国人旅行客は、日本で雨の日に長い傘をみると驚くそうだ。中国では長い傘はあまり多くなく、折りたたみ傘のほうがメジャーである。雨傘でも日傘でも折りたたみ傘の使用率が極めて高い。なぜ日本では皆揃いも揃って長傘なのだろうか。中国メディアの今日頭条は5日、「なぜ日本人は長傘が好きなのか」分析する記事を掲載した。

 記事はまず、長傘を日本人の変わった習慣として紹介。折りたたみ傘に慣れた中国人としては、折りたたみのほうが持ち歩きに便利なのに、と不思議に思うようだ。日本人にとって「利便性は重要ではないのか」と疑問を呈している。

 記事はその理由の1つとして、「気候の違い」が考えられると分析。日本は「2月から9月まで雨が多く、日本中が洗われるほど」降ると紹介、しかも台風が多いため、強風に負けない強い傘が必要なため、長傘になるのだろうと推測した。

 さらに記事の中国人筆者は、「他人に迷惑をかけたくない」日本人の考え方も影響していると分析。携帯には不便であるものの、長傘はたたむのが簡単で、周りに迷惑を掛けずにスムーズにたたむことができ、たたんだ時に水が下に落ちるので周りの人に迷惑をかけないで済むことが考えられるそうだ。

 さらに、他人に迷惑をかけたくない日本人には、「透明のビニール傘」も人気だと紹介。視界を遮らないため、他人とすれ違う時ぶつかりにくくなるからだ。中国でも最近では透明の傘を見かけることもあるが、日本のように普及しているわけではない。

 傘ひとつ取り上げても、日本と中国とでは習慣に違いが出るようだ。長傘が好きな理由はこればかりではないかもしれないが、日本製の傘は実際に強度が違う。日本は、降雨量では世界で13番目にも関わらず、傘の所持数が1人平均3.3本で世界ランキング1位になったこともあるほど、日本人にとって傘は非常に大切な存在と言っても良いだろう。重量や丈夫さなどで、日本の傘は進化を続けているが、それはこれからも続きそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)