中国メディア・東方網は2日、日本人が日常生活で抱えるストレスの強さについて、観光ガイドが「ベロベロに酔っぱらってしまっても、次の日に時間どおりに出勤するほどだ」と答えたとする記事を掲載した。

 記事は、日本は先進国で経済が発展しているとともに、世界的な観光国家としても知られており、毎年世界各地からたくさんの観光客がやって来ると紹介。また、ゲームやアニメ産業が日本の観光人気を下支えしており、距離が近いことも相まって多くの中国人観光客も日本を訪れているとした。そのうえで、日本を訪れたある中国人観光客が「日本はこんなに発展しているのに、日本人の生活ストレスはそんなに大きいのか」とガイドに質問したことを紹介した。

 そのうえで、ガイドが「日本には経済発展とともに大きな生活ストレスももたらされた。日本の職場は時間に非常に厳しく、みんなが時間をしっかり守る必要がある。そして、中国の環境からすれば非常に理解に苦しむのだが、日本の会社の大部分では仕事中とても静かで、黙々とキーボードを叩く音しか聞こえないこともある」と語ったとしている。

 このガイドは、抑圧された環境で蓄積したストレスは仕事後から家に帰るまでの間でしか発散できず、多くの人が酒を飲んで酔っぱらうことをストレス解消法にしていると説明。夜の街を散歩してみると、スーツを着て泥酔した人が路上や階段などで座り込んだり寝転がったりしている様子をしばしば見かけ、この光景からも日本人が抱えるストレスの大きさが感じられるとした。そしてさらに、どんなにベロベロに酔っぱらっても次の日の朝にちゃんと時間通りに出勤しなければならない点も、日本社会の厳しさだと紹介したという。

 記事はガイドの話を踏まえ、「特に大都市では家庭の生活を支えることが大変で、生活ストレスはさらに大きくなる。経済が発展し、社会福祉が充実しているからといって、生活におけるストレスが小さくなる訳ではない。日本人にだって、他人には言わないストレスをたくさん抱えて生きているのだ」と評している。

 中国にはお酒が好きな人が多く、コミュニケーションの手段として用いられることもしばしばあるが、一方で衆人の前で前後不覚になるほど泥酔するのは非常にみっともない、恥ずかしいことだと認識される。それだけに、夜に駅や公園のベンチ、階段などで動けなくなっている日本人が中国人に与えるインパクトは大きいのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)