日本と中国はともにインフラの輸出を推進しており、新幹線と中国高速鉄道はアジアを中心に各国で受注競争を繰り広げているライバル同士と言える。もともと中国高速鉄道には新幹線の技術も導入されているが、今では中国国内では「中国高速鉄道の技術はもはやオリジナルであり、中国高速鉄道こそ世界最高の高速鉄道だ」という主張が多く見られる。

 中国メディアの今日頭条は1日、中国高速鉄道はまだまだ新幹線に及ばない点が多々あると主張し、中国高速鉄道が学び、参考とすべき新幹線の長所について考察する記事を掲載した。

 記事は、世界初の高速鉄道として新幹線が開業したのは1964年10月のことだったと伝え、中国高速鉄道よりもはるかに早い時期に開業した新幹線は「成熟した高速鉄道システムであり、豊富な経験を持つ」と主張、それゆえ「その経験には学ぶべき価値がある」と主張した。

 続けて、中国高速鉄道は非常に多くの路線で赤字となっているが、日本で初めて開業した東海道新幹線は1966年には黒字化を達成し、すでに初期投資も回収していると強調。これは東京と大阪という大都市を結ぶ路線だったという単純なものではなく、事故や遅延のない安全で正確な運行があってこそであり、また駅近辺の整備や商業化といった投資があってこそだったと強調した。

 さらに、新幹線の車内清掃は素早く徹底的に行うことで世界的に高く評価されていると紹介したほか、車両検査や駅の運営、災害対策などの点でも中国は日本に及ばないと強調。こうした点はいずれも新幹線の強み・長所であり、中国高速鉄道にとっては「参考とし、学ぶべきものである」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)