日本と中国の教育は幼稚園の時点から大きな違いが存在している。それゆえ中国人は、日本の幼稚園を見学すると大きな驚きを感じるのだという。中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本の幼稚園は子どもを危険に遭わせて、危険を回避する術を学ばせている」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国で30年にわたって教育に従事してきたある中国人の教育関係者の手記として、最近の中国の幼稚園では「子どもがかすり傷を負っただけでも保護者から責任を追求される可能性がある」ため、中国の幼稚園の教師は「子どもの安全には最大限の注意を払っている」と指摘。一方、中国とはまったく異なる日本の教育方針のなかには「中国の幼稚園の教師と保護者の双方に理解して欲しい1つの概念がある」と主張した。

 それは、子どもを真に愛することは「すべての危険から子どもを保護することではなく、適度に手を放して見守ることだ」とし、これは日本の幼稚園を見学してから持つようになった考え方であるとした。

 この中国人教育関係者が日本の幼稚園で見た光景とは、「森林のなかで子どもを自由に遊ばせる時間や、子どもの背丈を超す遊具に上って遊ぶ子どもたちの姿」だ。もちろん教師たちが安全を確保するために見守っているが、「子どもがよじ登れなくて困っていても手助けはせず、自分で解決方法を探させる」という方針をとっていたと説明。これによって「子どもが危険性や自分の限界を判断できるようになって、小さな怪我をすることはあっても、大きな怪我を負うことはないようだ」と語った。

 こうした日本の教育方針について中国人ネットユーザーからは、「一人っ子が多く、今も誘拐事件が起きる中国では子どもの安全を最重視する意識が強い」と、過保護になってしまう要因を指摘する意見や、「危険性を知らない子どもが公共物を遊具にして騒ぎ、親も制止しないことが最も恐ろしい」と嘆く声を寄せていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)