中国メディア・東方網は30日、「日本の芸妓はどうして顔を真っ白にするのか」とする記事を掲載した。

 記事は日本の芸妓について、伝統的な芸術表現形式であり歌や踊りを客の前で披露するのが主な仕事であると紹介。人気の芸妓になるには、基本的な舞踊の能力とともにお客の相手が上手であることが求められ、特に芸事は長い鍛錬の積み重ねによってはじめて身につくものであるとした。そして「表から見えるまばゆく美しい姿の背後には、非常に大きな辛酸が隠れているのだ」と評している。

 そのうえで、日本の観光地を歩いていると、和服に身を包み、顔をまるで白壁の如く真っ白に塗った女性の一行を見かけることがあるが、彼女たちが芸妓であると説明。その化粧について「現代のメイク技術やメイク道具の使い方からすれば彼女たちの化粧は失敗ということになる。しかし日本の伝統芸術を象徴する芸妓さんたちは、このような化粧をしなければならないのである」とした。

 また、そのメイク方法について、一般的なメイクのように細かく少しずつ塗っていくのではなく、大きな刷毛を使ってまるでペンキを塗るかの如く顔面に白粉を塗布していくと紹介。きれいに白粉が塗れたところで眉毛を書いたり口紅を塗ったりとその他の細かい部分を仕上げていくとし、その作業はまるで「顔に絵を描いているようだ」と形容している。

 記事は、現代的なメイクとは対極にあるような、芸妓の真っ白な化粧について「厚塗りによって顔の上にあるさまざまな瑕疵を覆い隠す。それはまさに、自分の最も美しい一面を見せるための物なのである」と説明。彼女たちは毎日同じように化粧を施し、汗を拭きとることもなく、御座敷や舞台で真剣にパフォーマンスを披露するのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)