中国と聞いて、「大勢の中国人が自転車に乗った光景」を連想する人がいるかもしれないが、これはもはや遠い昔の話だ。経済が急激に発展している現在の中国では「自動車」や「電動バイク」が移動手段として一般的となっている。

 中国の隣国であるベトナムといえば2輪車大国として知られるが、なぜか安価な中国製のバイクはほとんど走っていないという。中国メディアの今日頭条は28日、ベトナムで中国製のバイクを見かけない理由を考察する記事を掲載した。

 まず記事は、ベトナムの人口は9270万人であるのに対して4500万台以上のバイクがあり、ベトナム人2人に対して1台のバイクがある計算となり、ベトナムは「バイク王国」であると指摘。では、ベトナムでこれほど多くのバイクが走っているのはなぜなのだろうか。記事は様々な理由があるとしながら、「経済事情」が大きな要因となっていると分析している。2017年のベトナム人1人当たりのGDPは2343ドル(約26万5000円)であり、ベトナムは中国の3分の1以下であると指摘する一方、バイク普及の節目となる1人当たりのGDP1000ドルの水準は超えていることを指摘した。

 他にも、ベトナム人の体格が比較的小柄であることや、年間を通して暖かい気候であること、さらにベトナムの道は狭く、山道も多いためバイクでの移動が非常に便利であることが関係していると分析しているが、見かけるバイクは中国以外のメーカーで、特に日本のメーカーのバイクが多いと強調。そして、それはベトナムでは中国製バイクは壊れやすいとして支持されていないためだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)