英コンサルティング会社「ヘンリー・アンド・パートナーズ」が発表した最新の世界のパスポートランキングによると、日本のパスポートはビザなし訪問が可能な国や地域が189あり、1位の座をキープしたという。中国メディアの今日頭条は29日、「日本のパスポートは世界最強」と紹介する記事を掲載した。

 この最新のランキングによると、日本、シンガポール、韓国の3カ国が同じ189の国や地域で1位という結果になった。一方の中国は、最近では順位を上げてきてはいるものの68位にとどまっている。ちなみに世界「最弱」なパスポートは昨年に引き続きアフガニスタンとイラクで、ビザなし訪問可能国はわずか30カ国だった。

 ビザなしで訪問できる国や地域の数は、どのようにして決まるのだろうか。記事は、他国に危害を加えない、開放的で法律の厳しい国が上位に入っていると分析。この点、英国はEU離脱の影響があり、トルコなどの国からビザなし入国を取り消された米国も、先進国ながらランキングが低いと伝えた。

 記事はさらに、中国にビザなし入国できる国がわずか3カ国だけで、日本はその中に含まれていると紹介。ほかの2カ国はシンガポールとブルネイで、ビザなしで中国に入国できることをこの3カ国は「泣いて感動すべきだ」といかに希少であるかを強調した。

 中国では反日感情が強く、最近でこそ日中関係が改善されてきてはいるが決して蜜月というほどではない。欧米諸国にも認めていないノービザでの入国を日本に対して開放しているというのは、「泣いて感謝する」ほどのことではないにしても、確かに驚きのことであると言えるだろう。

 いずれにしても、このランキングは日本のパスポートに対する信用度の高さを示しており、「日本のパスポートが世界最強」である事実は変わらない。その点、68位だった中国では、日本のパスポートの最強ぶりをうらやむとともに、中国の順位の低さを残念に思う人が多かったようだ。国内総生産では世界第2位となった中国だが、日本のように世界各国からの信用を得るにはまだまだ時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)