中国メディア・東方網は1日、「日本の新しい元号は日本の血統なのか、それとも芯は中国なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本政府が1日に新たな元号を「令和」と発表し、5月1日より日本が「平成時代」から「令和時代」に入ることになったと紹介。菅義偉官房長官が新元号発表の際に、「令和」は日本最古の詩歌集である「万葉集」から選んだものであると強調し、日本メディアも続々と「初めて本国の古典作品から選ばれた」ことを際立たせる報道を行ったと伝えた。

 そのうえで、「しかし事実として、元号の制定を『中国の源』と一定の距離に置くことは容易ではないのだ。何しろ、日本の元号制は中国を模したものであり、1300年あまり、247個定められてきたこれまでの元号は原則として中国の古典書籍から引用されてきたのだ」と説明した。

 また、典拠とされた「万葉集」についても、中国の詩歌における題材選び、形式を拝借するとともに、一部漢詩も収録されていたと解説。日本の古典書籍ではあるものの、中国の古典文化の影響を拭い去ることはできないとしたほか、8世紀より前に蓄積した日中両国の文化交流史の結晶が「万葉集」なのだと論じている。

 記事はさらに、「令和」の根拠となった「万葉集」の「梅花の歌三十二首」の序文「「時に、初春の令月にして、気淑く風和く。梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」について、1-3世紀の後漢時代に活躍した学者・張衡の文学作品「帰田賦」に「仲春令月、時和気清」という一節があることを紹介。この点からも「令和」の元号の根源には古代中国文化がしっかりと息づいていることが分かると伝えた。(編集担当:今関忠義)(イメージ写真提供:123RF)