中国では多くの人が「メンツ」を気にする。中国人にとって「大きなもの」はメンツが立つものであるがゆえに、SUV車や大きな家が人気となる傾向にある。日本の家は中国人からすれば「非常に小さい」と映るらしいが、中国メディアの今日頭条は26日、日本の住宅は狭いが非常に快適であることを紹介する記事を掲載し、それは「生活動線が良く考えられているからだ」と伝えた。

 記事はまず、掃除や洗濯などの家事は非常に大変な仕事であると主張しつつ、日本の主婦は効果的に家事をこなしていると伝え、その理由は「日本の住宅は動線が良く考えられているため、動きやすいのだ」と伝えた。

 また、中国ではあまり見られないことだが、日本の住宅では二方向から入れる設計となっているトイレもあり、利便性が考えられているほかに、家事も行いやすいと主張している。では、中国の住宅事情はどのようなものとなっているのだろうか。

 中国の都市部では多くの人がマンションやアパートなどの集合住宅で生活している。これらの集合住宅の間取りは建設の際にほぼ決まっていて、オーナーが内装工事を請負う会社と相談して内装工事を行うことが一般的だが、内装の素人である購入者があれこれ考えて内装を決めるため、実際に住んでみると家のなかの生活動線がめちゃくちゃで、家の中を移動しにくいというケースが多々あるようだ。

 日本のマンションでは間取りも内装も最初から決まっていることが一般的であり、建築士などのプロが生活動線を含めて設計しているため生活しやすいと言える。日本のやり方などが広まれば、今後は中国でも「メンツ」よりも「快適さ」が重要視されるようになっていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)