近年、多くの中国人が日本を訪れている。日本を訪れる目的は、買い物などの「モノ消費」から、日本ならではの体験をする「コト消費」へと変化しているとされ、帰国後は、知人や友人に対して「日本の街にはゴミがほとんど落ちておらず、非常に清潔だ」と語り、日本で受けた質の良いサービスについて語る人が多い。

 国が違えば習慣や文化が異なるのは当たり前のことだが、では日本人が中国を訪れた場合はどのような感想を持つのだろうか。中国メディアの今日頭条は26日、中国人であれば当たり前のことでも、日本人からすれば「凄い」あるいは「珍しい」と感じることも多々あると紹介する記事を掲載し、「お互いに良い点を学び会うことは大切である」と伝えている。

 記事はまず、中国を訪れた日本人が驚くこととして「非現金決済」を挙げている。中国のキャッシュレス社会については日本でもすでに広く知られているが、今や中国人の多くは財布を持ち歩かないほど「非現金決済」が至る所に普及している。それゆえ、現金で支払おうとすると店員に明らかに嫌な顔をされたり、「お釣の小銭がない」と言われたりするものだ。記事は「非現金決済」が中国ほど普及している国はないと主張し、中国での生活は非常に便利で、財布を盗まれる心配がなくなったことや、小銭を探す手間がなくなったと強調し、「これは日本人も驚くのは無理もない」と論じた。

 続けて、中国の「交通」は非常に便利であるとも紹介した。公共交通機関については日本の方が便利だと言えるが、記事が強調しているのは民間の交通機関だ。たとえば、配車アプリでタクシーを簡単に手配できること、街中のいたるところに乗り捨て可能なシェア自転車があることなどを挙げ、こうした利便性は日本では味わえないと論じた。

 記事は、中国は日本人が驚くほどの発展を遂げたことは事実であるとしながらも、日本にも中国が学ぶべき長所は多いことを強調、さらなる発展に向けては「他国の良い点は学んで取り入れていくことは大切である」と分析した。確かに中国では人々の生活は日に日に便利で快適なものとなっている。だが、「シェア自転車」に関して言えば、中国国内で爆発的に広がったが、競争激化によって経営難に陥っている企業も多い。また、接客などの「ソフト」面ではまだまだ発展の余地が残されているのも事実だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)