ノーベル賞は世界的に功績が認められる権威ある賞だが、中国メディアの快資迅は25日、近年日本から毎年のようにノーベル賞受賞者が輩出されていることについて「日本に対して脅威を感じる」と述べる記事を掲載した。

 自国からノーベル賞の受賞者が輩出されることを強く願うのは中国も日本も同じと言えるが、ノーベル賞は20年から30年の研究成果が評価されてやっと受賞に結びつくものであり、一朝一夕の努力で得られるものではない。記事は「日本から毎年のようにノーベル賞受賞者が現れるのは、まるで原油が吹き出しているかのようであって、中国から見れば正常な状況ではない」と主張。日本は2001年に「第2科学技術基本計画」として、今後50年間で30人のノーベル賞受賞者」という明確な目標を打ち出したが、既にその半分の数を達成していることからしても「正常ではないことは明らか」だと主張した。

 また、さらに中国人を驚かせるのはノーベル賞受賞者達の経歴であるという。なぜなら受賞者のなかには「民間企業の技術者」や「一流大学の出身ではない人」、また「利益が得られるという目的ではなく、純粋な好奇心から研究に打ち込んだ人」がかず多く存在し、他にも「周囲の反対意見のなか、失敗を繰り返しても諦めずに研究を続けた人」がいることを挙げ、こうしたノーベル賞受賞者達の経歴は「日本人の国民性」を示しており、中国人にはない「神秘的な原動力」と言うしかないと論じた。

 記事が指摘した日本人の国民性とは、「新しいことに挑戦する力」と「1つの目標に向かって堅実・実直に努力を続ける職人気質」という性質であり、これが新たな分野の研究開発を進める原動力となっていると分析した。

 中国は研究開発を行う環境を整備し、投じる予算を増やすことはできても、研究者を突き動かす精神的な原動力が欠けていると主張、逆に日本人には中国人にはない「神秘的な原動力」があるとし、中国人としてはそれに脅威を感じると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)