日本は多くの中国人にとって人気の渡航先となっている。若者から定年退職した人まで、年代や性別を問わず、多くの中国人が日本を訪れている。一方、日本人は前もってビザを取得することなく渡航できる国や地域が世界最多であるにもかかわらず、若者の海外旅行離れが起きていることに驚く中国人は多い。

 日本旅行業協会によれば、若者の海外旅行離れは事実であるというが、中国メディアの快資訊は26日、「日本では海外旅行へ行きたがらない若者が多い」と紹介する記事を掲載し、その理由について分析している。

 記事はまず、日本では若者達が海外旅行へ出掛ける頻度が減少していて、実際に出かける若者も減少しているほか、海外旅行へ行きたいという願望そのものも少なくなっていると紹介。また、海外に留学する若者までもが減少していて、以前は年間8万人もの学生が海外に留学していたが、現在は年々減少を続けていて、米国などではもはや中国人や韓国人の学生の方が多いほどだと論じた。

 ではなぜ、日本人は海外旅行へ行きたがらないのだろうか。記事は、「言語の壁」が厚いことや、「コミュニケーション能力」の不足を理由として指摘したほか、さらに簡単で直接的な理由もあると指摘。その理由とは、日本の旅行ガイド本やメディアでは、「海外の危険性やリスクばかり紹介されている」ゆえ、多くの日本人は「海外は危険で、日本以上に安全なところはない」と考えていると紹介し、こうした考えが「リスクをとって旅行に行ったり、留学したりする」という願望を削いでいるのではないかと考察した。

 「備えあれば憂いなし」という諺にもあるように、行動の先にあることを考えることも大切だが、事前にビザを取得することなく渡航できる日本のパスポートの利点を活かしきれていないのは残念なことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)