3月21日からの1週間で、サーチナで最も読まれた記事ベスト3は以下の通りだった。

 第1位は、「なぜ東南アジアの人びとは反日でないのか『ミャンマー人が日本を憎んでいない理由』=中国」(公開日:3月17日)。前週は2位で、2週連続のトップ3入りとなった。先の戦争時に日本軍が侵攻した東南アジアでは、日本を憎むどころか、日本に良い印象を持っている国が少なくないという。旧日本軍に対して残虐なイメージを持っている人が多い中国では、東南アジアでの日本に対する評価が不思議だという。日本を英国の植民地支配からの解放者として喜んで迎えいれたミャンマーを取り上げて、現地の日本人に対するイメージを解説している。

 また、日本は、戦後、ミャンマーにさまざまな支援を行い、道路などのインフラ整備や学校の建設などを行ってきた。このような経済支援の結果が、「ミャンマーが必要としていた時に、必要としていたものを支援した」と受け取られ、「ミャンマー人にとっての日本のイメージは、侵略者から『自ら進んで助けてくれる良い国』へと変わったのだ」と論じている。中国に対しても、日本は1972年の国交正常化の後、様々な支援活動を実施してきた。それでも、中国の人々の対日感情が悪いのは、学校教育を始め、中国国内に根強く残る反日の歴史教育の影響が少なくないのだろう。近年は、日本に多くの中国人旅行者が訪れ、中国国内でイメージしていた日本の印象が大きく変わったという体験をして帰国している。

 第2位は、「日本のサービスエリアを利用した中国人が驚く『飲食店がぼったくり価格じゃなかった!』」(同:3月21日)。近年、中国では旅行ブームが起きていて、大型連休などを利用して国内外に旅行する中国人が多い。中国国内にも風光明媚な観光地はたくさんあるにも関わらず、タイや日本に行く人々が増大している理由として挙げられるのが、中国の観光地の「ぼったくり」だ。休日を利用して、せっかく観光を楽しみに出かけたにもかかわらず、観光地の食事や土産物などに明らかに高いお金を使わされて気分を害してしまうのだという。

 記事では、長距離バスにのって日本国内を移動した中国人が、途中で立ち寄ったサービスエリアのファーストフード店の値段を観察し、「その値段が市街地と全く同じであることに気づいた」と驚いている。中国の国内であれば、たとえナショナルブランドのチェーン店であっても、観光地では「観光地価格」で販売されることが当たり前なのだろう。

 第3位は、「日本の桜の名所を見て分かった『中国人が日本で花見がしたいと考える理由」=中国』」(同:3月19日)。訪日中国人観光客の数は毎年増え続けているが、近年では「モノ消費から、コト消費への転換」がいわれ、いわゆる「爆買い」が一巡し(Eコマースの発展によってわざわざ日本に行かなくても、日本製品が手に入りやすくなったことも要因としてはある)、現在の旅行者の目的は「日本ならではの体験」になっているようだ。

 この日本を体験するという点で、大きな目的として浮上しているのが「桜の花見」。中国にも桜の名所といわれる場所はいくつかあり、日本人によって桜が植えられた中国湖北省の武漢大学は、中国一の桜の名所として有名だ。しかし、日本各地の桜の名所は「別格」と感じられるようだ。1年で1週間ほどしか満開の桜を楽しむことはできないが、日本では桜前線という独自の通知をしながら、各地の桜の見頃を共有する習慣もある。国民の多くが魅了される桜は、外国人の目にも素晴らしい景色として同じように映るのだろう。(写真は、3つの記事のイメージ写真を合成。イメージ写真提供:123RF)