中国メディア・東方網は27日、「日本は世界で最も多くの債務を抱えているのに、どうして経済が破綻せず、国民はなおも豊かな生活を送れるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「知っている人は少ないかもしれないが、経済がこれほど発展している日本は世界の大部分の債務を背負っている」としたうえで、世界銀行の統計によると昨年の日本政府の債務は10兆5000億ドルに達し、その額はGDPの約2.4倍にのぼっていると紹介。ギリシャやベネズエラよりも債務の規模ははるかに大きいと伝えている。

 一方で、巨額の債務を抱える日本はギリシャやベネズエラのように財政破綻の惨劇には向かわず、国民は依然として豊かな暮らしを営み、政府の提供する充実した福利を享受しているとした。そして、日本の経済が巨額の債務でも破綻しない理由について2つの点から論じた。

 1つめは、日本経済の規模が非常に大きいことだ。現在の日本のGDPは世界で3番目に大きい約4兆6000億ドルであることを挙げ、政府が国債を次々と発行して財政のやりくりをするのに対し、債権者たちが絶えず経済に新しい血を送り込み、その運用を支えているため、簡単には崩壊しないのだと説明している。

 2つめには、日本に重厚な工業の基礎がある点を挙げている。今後日本が引き続き製造業における強さを保ち続ければ、先進的な商品が絶えず創出され、多くの富が生み出され続けるとした。また、一般的に工業が強い国は国際的な信用が高く、債務の返済能力も高いと見なされている説明し、日本はこの点を利用して新しい債務を発生させる傍らで次々と古い債務の償還を済ませているのだと伝えた。

 記事はその一方で「注目すべきは、日本の高齢化がますます深刻になっていることだ。もし日本政府が適切な措置を講じず、借金を増やし続けて償還能力が臨界点を越えてしまえば、日本の財政も非常に厳しい局面を迎える可能性がある」とも解説している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)