中国の自動車市場では、日系車が相変わらず好調だが、中国人にとって日系メーカーの中で「ホンダは特別な存在」なのだという。中国メディアの今日頭条は19日、ホンダの70年の歴史を振り返る記事を掲載した。「バイクから飛行機までポリシーを貫いている」と称賛している。

 ホンダは昨年、会社設立から70年を迎えた。記事はこの70年を振り返り、歴史の長さでも販売台数でも際立っているわけではないが、「夢の力」を原動力に、他の日系企業とは一線を画していると分析した。

 他の企業と異なる点の1つとして記事は、「そもそも名前からして違う」と指摘。他の自動車企業は、「トヨタ自動車」「日産自動車」など、企業名に「自動車」と付けるものだが、ホンダは「本田技研工業」である。また、他の企業との協力関係ではなく完全に独自の技術に頼っていることも、技術研究への自信を感じさせると感心している。

 これまで生産してきた機械の多様性でもホンダは際立っている。初期には耕うん機を、後にはバイク、自動車、スポーツカー、航空機、F1、ロボットなど研究開発・製造の分野は多岐にわたっている。小さな自動車修理工場から世界的な自動車メーカーになったこの企業が、中国で注目されるのも当然だと感じるそうだ。

 ホンダを高く評価しているのは中国人だけではない。記事は、世界に影響を与えた企業をランキングする「世界企業ブランドランキング100」でも、ホンダは上位にいると指摘。2018年に米インターブランド社が発表したこのランキングでは、ホンダは20位にランキングしていた。

 ホンダの成功の秘訣は何だろうか。記事は、これらすべては「夢の力」を原動力にしていると指摘。ホンダの「質を追求して超まじめに働く」という、まさに匠の精神を具現化したような態度は「中国人が目指すべき存在」、「この70年間世界に無数の感動を与えてくれた」と絶賛して記事を締めくくった。

 中国では、小さな町工場から世界的な企業に成長するといったサクセスストーリーが人気だ。また、日本人の匠の精神に感心していることもあり、ホンダが人気なのかもしれない。ホンダをはじめ、日系車メーカーはこれからも中国市場で成長を続けていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)