中国メディア・新京報は26日、桜のシーズンを迎えた日本の「花見」について、単に花を見て回るだけのイベントではなく、日本式の花見を楽しむためには充分な下準備が必要だとする記事を掲載した。

 記事は、3月下旬の今ごろから5月上旬まで日本各地で桜の満開時期を迎えると紹介。一般的に南の九州から咲き始め、「桜前線」と呼ばれるように時間の推移とともに開花場所が少しずつ北上していくとした。また、1カ所での桜の開花期間は1週間程度と短いために、日本に桜を見に行くには早めの準備が必要だと伝えている。

 そして、日本では「人だかりの中で桜の花をザッとみて回る」ような、中国でよく見られる花見の方式は人気がないと説明。みんなで桜の木の下に集まり、飲み食いしながら大いに語らうという「日本式の花見」を体験してみることが重要だとした。

 一方で、「日本式の花見」を体験するにはあらかじめしっかりとした準備が必要であると指摘。「まず、ビニールシートを買い、ピクニックのように地面に敷く。用意のいい日本人は、携帯式の座布団や折り畳みイスも調達する。そして紙コップや紙皿、割りばし、おてふきなどを揃える必要もある。これらはスーパーや100均ショップで売っているので便利だ」と紹介した。

 さらに、物の準備だけでなく、花見場所の確保も一日仕事であることに言及。場所取り係は朝早くからビニールシートを桜の木の下に敷き、後で家族や友人らがやってくるのを待つとした。また、場所によっては事前の場所取りや、ビニールシートを敷いての飲食自体が禁止されているケースもあるので、この点も事前確認が必要だとしている。

 記事はこのほか、昼間の花見もさることながら、夜桜の花見も非常に趣があると紹介。桜の名所ではこの時期、開演時間を延長したり、ライトアップをしたりといった配慮や演出が行われており、夜の明かりの中で見る桜の花びらは実に美しいと伝えた。

 「日本式の花見」では、事前の準備もさることながら後片付けのマナーがもっと大切だ。この時期になると花見の場所でゴミが散乱するシーンをニュースなどでしばしば見かけるが、「終わったらちゃんと片付ける」準備も整えてから花見を楽しんでもらいたい。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)