近年、ますます多くの中国人観光客が日本を訪れている。日本の魅力を味わってリピーターになる人が多い一方、思いがけないポイントで「気まずさ」を感じた人もいるようだ。中国のポータルサイト捜狐は25日、「日本へ旅行したわが国の観光客の評価:街はきれい、民度は高い、でも夜は気まずい」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、日本では「非常に発達した都市でも、多くの伝統的な民家を見ることができる」など、日本人が文化を重んじていることを紹介。古い建築の様式や、食事に箸を使いお茶をよく飲むことなどを挙げ、「中国と日本の文化がこんなに似通っているなら、日本に行けばきっとなじめると皆さんは思うかもしれない」と述べつつ、「しかし、その考えは間違っている」と指摘した。

 記事によると、日本から戻ってきた中国人観光客の多くが、「気まずい場面」の体験談を語るという。例えば、「本格的な日本料理店では、中に入る前に必ずやるべきことがある。それは自分の靴を脱ぐことだ。これには多くの人が恥ずかしい思いをする」。つまり、夜に食事に行くと「一日中遊んで足は汗ばんでいる。メンツを気にする我々なのに、万が一にも不快な臭いがしてしまって、一緒に来た人に笑われたらどうするのだ。しかし美食の誘惑には抗えないし、店の決まりを変えることもできないし」という苦悩が襲いかかるらしい。これでは落ち着いて食事もできないだろう。

 そのほか、「食事のときの姿勢」も彼らを悩ませるようだ。「我々がひざまずくのは新年に年配者に挨拶するときだけだが、日本人は毎日ひざまずく(正座する)。観光客がひざまずきたくないと思っても、食卓がそのように作られているから仕方がない」とのこと。人前で靴を脱いだり、正座をしたりする習慣は、中国人に限らず多くの外国人観光客にとってなじみのないものだろう。日本文化の良さを心おきなく味わってもらうためには、外国人に対する文化的配慮もさらに向上させる必要がありそうだ。(編集担当:伊藤由記)(イメージ写真提供:123RF)