急激な経済発展を遂げている中国では、凄まじい勢いで街の様子が変化している。日本との経済格差も小さくなっているため、近年では日本で生活していた中国人が帰国を選択する人も増えているようだ。中国メディアの今日頭条は20日、「日本在住の中国人が日本を離れている」という主題の記事を掲載し、「中国国内で生活したほうが良い」と伝えている。

 記事はまず、数年前の中国は人々の民度が高くなく、留学や仕事で海外への移住を希望する人が多かったとしながらも、近年は多くの中国人が帰国を選んでいると紹介。実際は在留中国人の数は年々増えているため、留学や仕事のために日本に住む中国人が増える一方で、古くから日本で暮らしていた中国人が帰国するという入れ替えが進んでいるのかもしれない。では、どのような理由から、中国人は帰国するようになっているのだろうか。

 記事はまず、「食」を挙げている。日本は狭い島国であるゆえ、食料を輸入に頼っていることや、中国人からすると日本料理の味は単一で幅がないと主張し、味や料理の種類が豊富な中華料理に慣れた中国人からすると「物足りなさ」を感じると主張。また、日本では飲食店も比較的早い時間に閉まってしまうことや、デリバリーサービスが中国ほど充実していないことを挙げた。

 次に、「居住環境」を紹介。日本の土地は高額であるゆえ、多くの人は「狭い家を高額の料金を支払って借りなければいけない」と伝え、賃貸住宅は遮音効果も悪く、少しでも大きな声を出すと近所の人から苦情を言われてしまうとしている。さらに、ゴミを分別して捨てなければならないことは非常に良いことだが、「面倒くさい」と主張した。

 記事は指摘していないが、海外で生活していた中国人のなかに帰国を選ぶ人が増えているとすれば、それは中国経済の発展が最大の要因ではないだろうか。わざわざ海外に出なくても自国で良い暮らしができる環境になったというのが大きいはずだ。

 また、記事が指摘している飲食店の営業時間だが、中国では街にもよるが深夜・早朝まで営業している店は数多く存在する。また、デリバリーサービスが非常に流行していて、家やオフィスに居ながら様々な料理や軽食、ジュース一杯ですら配達してもらえるので楽といえば楽だ。さらに、ゴミはいつ何を出しても誰にも文句を言われないため、中国人からすれば中国国内の方が暮らしやすいということなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)