日本を観光で訪れる中国人の多くは、日本のサービスは質が高く、しかも、その質は一部の場所に限定されたものではないことに驚きを示す。中国メディアの捜狐は17日、日本のサービス業全体に見られる「お客様至上主義」という、中国には浸透していない考え方について説明する記事を掲載した。

 中国人旅行客の多くは日本で様々なサービスを体験し、一人の客として期待を上回る接客を受け、大きな感銘を受けるという。記事は、日本のサービス業全体に見られる「お客様至上主義」と、それを実践した細かなサービスを受けると、中国人は「自分がまるで神のように扱われている」という特別な感覚になるという。

 続けて、日本と中国でサービスの質に差がある理由は、「接客に対する理念や、具体的に力を注ぐ部分が異なっているためだ」と指摘。たとえば、「お辞儀」にも腰を曲げる角度によってあらわす意味が異なることを指摘。また、「商品を扱う手付きや、支払いの際カードの扱い方が非常に丁寧で、必ず両手を添える」ように細部に至るまで、従業員は訓練を受けていると説明した。

 中国では、「一般的にサービスの質は支払い額に見合ったもの」とされているので、高級ホテルやレストランでは質の高いサービスが提供されている。従業員にも制服、髪型、体型、化粧など細かな規定があるが、日本のようにいつでも、どこでも一定水準以上のサービスを受けられるわけではない。

 しかし、中国人を驚かせた日本の「お客様至上主義」とは、「百貨店では目の前に客がいなくても、開店閉店時に入り口で深々とお辞儀をする姿」や、たとえ態度の悪い客がいても、「決して怒らず、笑顔を絶やさずに対応していること」だという。こうして、「お客様が楽しい気持ちで買い物の時間を過ごせるように」と様々な努力を払っているゆえに、中国人旅行客は日本で特別な体験ができるのだと納得できたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)