中国メディア・東方網は18日、台湾に行くと今もなおさまざまな部分で日本の影響が色濃く残っていることがうかがえるとする記事を掲載した。

 記事は、台湾島は非常に独特な地形を持っているほか、豊富かつ多様な野生の動植物が生息しており、まるで天然の収蔵品にあふれる大自然博物館のようであると紹介。「これも、われわれが台湾を宝の島と呼ぶ理由の1つのなのだ」とした。

 また、台湾が持つ文化も非常に豊かであり、明や清の時代に福建や広東から移り住んだ人びとの文化、第2次世界大戦後にやってきた外省人の文化が入り混じった「中国民俗文化の縮図である」と説明。大陸同様に春節や端午節、中秋節など伝統的な祭日が重んじられるほか、媽祖を祭る風習も福建省から伝わったものだとしている。

 その一方で、台湾は近代に植民統治を受けた日本の文化も備えており、日本の文化が台湾に与えた文化的な影響は非常に深遠で、現在においても台湾の至る場所に現れていると指摘。多くの地名は日本語からつけられたものであり、建築物にも日本風の物ものが少なくないとした。また、農村や郊外でも日本の風格を見て取ることができると伝えた。

 さらに、台湾人が比較的さっぱりとした食事を好む点についても、福建省南部や客家の食文化に加えて、日本の食習慣が影響を与えていると説明。現地では日本料理も非常に愛されており、廉価で大衆的な日本料理が食べられる飲食店も少なくないとした。

 記事はこのほか、台湾の流行文化や芸術に存在する現代的な美的センスについても、以前より日本の文化が台湾で流行してきたことが関係していると紹介した。

 中国大陸とは対照的に、日本人が多く観光で訪れる台湾。台湾に行くとなんとなく懐かしさや親近感を覚える人も少なくないようだが、それはやはり現地に「日本」を感じさせる要素が数多く残っているからなのだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)