中国メディア・環球網は18日、全国的に鉄道網が発達している日本に3000カ所以上ある無人駅が織りなす独特の風景について紹介する記事を掲載した。

 記事は、現在日本には鉄道駅が9200カ所あまり存在し、そのうち駅員のいない無人駅は3670カ所にのぼると紹介。無人駅は人口の少ない地方に数多く存在するだけではなく、東京に近い川崎や横浜を走るJR鶴見線もほとんどが無人駅であると伝えた。そのうえで、各地に存在する味わい深い無人駅を紹介している。

 まずは、北海道にある無人駅の北浜駅だ。この駅は10年ほど前に中国映画のロケ地として使用されたことで中国人にも知られているという。記事は、無人駅となった駅舎には現在「停車場」という名の喫茶店が入っており、独特の雰囲気を楽しむことができるとした。

 続いては、静岡県にある佐久間駅を紹介。この駅は駅舎が図書館になっており、乗客は列車の到着を待ちながら図書館で本を読むことができると伝えた。また、福井県にある加斗駅では1995年から20年以上にわたり、地元の理容師である塚本久夫さん、朝子さん夫婦が駅舎を理髪店に改造し、切符販売を請け負う傍らで営業を続けていると紹介した。

 記事は現在も夫婦で仲良く店を切り盛りしていると伝えているが、昨年8月にご主人が肺がんで亡くなっている。その後は、朝子さんが1人で営業を続けているという。

 記事はさらに、北海道にある日本で唯一の民宿無人駅である比羅夫駅を紹介。木造の建物をそのまま利用した民宿の家具の多くは原木から作った素朴な物であり、ロビーには薪の暖炉などが設えられているとした。駅舎の2階にある客室から下を見ると、線路や列車の姿を見ることができるため、多くの鉄道ファンが宿泊に訪れると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)