近年、日本では猫ブームが続いている。ペットフード協会の調査によれば、2017年以降、日本での猫の飼育頭数(推計値)が2年連続で犬を上回った。一方、中国の業界情報サイト・中国産業信息によると、中国では2018年時点で、ペットを飼っている人のうち犬を飼っているのは46.1%、猫を飼っているのは30.7%。「犬派」が「猫派」を大きく上回っている状況だ。

 犬にあって猫にない魅力とは何だろうか? 最近、中国ネットユーザーの間では、1匹の白い犬が前足を机に乗せ、宿題をする女の子をしっかり「監督」している動画が話題になった。中国メディアの北京青年報はこのほど、その犬の飼い主である貴州省の愛犬家の男性・徐さんを取材。徐さんによると、動画に出てくる白い犬の名前は「飯団」(ファントゥアン/おにぎりの意味)で、もうすぐ3歳。子犬の頃から訓練してさまざまな芸を身に着けた、とても賢い犬だという。

 記事によれば、徐さんがあるとき何気なく飯団に「お姉ちゃんが宿題するのを見てて」と言うと、思いがけないことにそれをちゃんと理解して、宿題をする娘さんを見守り始めたそうだ。「もし娘が携帯をいじったら、飯団は反応します。だけど、人間がやるみたいに監督するわけにはいかないでしょうけどね」と徐さんは語る。

 話題になった動画には、飯団が宿題中の女の子を「監督」している場面のほか、彼女と一緒に生き生きと遊ぶようすも映っており、大切な家族の一員であることがうかがえる。飼い主の徐さんは、飯団のほかにも3匹の野良犬を拾って育てており、その3匹も今では宿題を見守れるようになった。しかし、飯団ほどマジメではなく長続きしないという。

 個体差はあるだろうが、飯団のようにご主人の言葉を理解しようと努め、ご主人に尽くそうとする忠実さは、犬ならではの魅力かもしれない。それに対して猫は、基本的に自分の好きなように行動する。宿題を見守るどころか、ノートの上に寝転がって妨害するのが関の山だろうが、そんな気ままなところが魅力でもある。ペット産業の成長がいちじるしい中国で、今後、「犬派」と「猫派」の割合がどうなっていくか気になるところだ。(編集担当:伊藤由記)(イメージ写真提供:123RF)