日本の教育現場で行われている「食育」は海外の国々からも注目されるようになっている。成長期の子どもが栄養バランスの取れた食事を取ることは重要だが、日本の「食育」では子どもが自分の口にする食べ物の尊さを理解し、また、一緒に食べることの楽しさを知るなど様々な要素が含まれている。

 中国メディアの今日頭条は13日、日本で教育の一環として重視される昼食の時間について紹介し、「安くて安全な食事を提供する日本の学校給食から、中国の教育現場は学ぶべきことは多い」とする記事を掲載した。

 記事は、日本の給食を紹介する動画が、「共有サイト上で1500万回以上も再生され、世界各地から1万件を超すコメントが寄せられた」ことに触れ、日本の学校では給食の時間も教育と捉えていることについてネット上で熱い意見が交わされたと指摘。現在、食べ物の不足を感じる事のない子どもたちが増えるなかで、「子どもたちに食べ物の大切さを理解させる」ことも大切な教育となってきている。

 特に、日本の学校給食は「栄養バランスと食品の衛生と安全、また食べ物を食べる環境」を確立するための制度があり、「給食の45分という時間は、教科の学習と同様に重要な教育の一部」と考えられていると強調し、この点は中国とは大きく異なっていると主張した。また、給食に子どもたちが育てた作物や地元の食材が使われていることは、子どもが口にする食べ物に興味を抱かせ、理解を深めるだけでなく、食品の安全面でも親にとっては安心感があると言えることを伝えた。

 中国ではこれまで学校の食堂で提供された食材の安全や栄養バランスの点で何度も問題が生じており、学校が提供する食事の安全性に懸念を抱いている保護者は少なくない。中国ではこうした状況を改善するために、問題の食事や食材を映した映像がネットで拡散されて再生数を増やしている。こうした動画が日本と違う意味で海外からの注目を浴びるのは、実に不本意なことと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)