春のお花見弁当のほか、行楽弁当、駅弁や幕の内弁当など、日本では弁当が1つの文化として人びとの生活に根付いている。中国には日本のような弁当がないため、日本を訪れる中国人にとって日本の弁当を食べることは新しい体験となるようだ。中国メディアの今日頭条は11日、日本の弁当を初めて体験したという中国人の手記として、弁当を食べた感想を卒直に述べる記事を掲載した。

 記事は、弁当を説明するにあたって日本で生活する中国人留学生の手記を紹介した。この留学生は「正直なところ、日本で弁当を見ても買う気持ちになれない」と吐露し、なぜなら弁当は値段が高いし、量が少ないし、冷たいからだとしている。

 一方で記事は、日本人にとって弁当は「子供から大人まで馴染み深い存在」であり、その生活に深く根付いているものだとし、「日本人を理解するためには、弁当を体験することは欠かせない」と勧めている。

 中国では日本人の弁当に相当する食事に「快餐亭」と呼ばれる店がある。出来合いのおかずはどれも温かく、それを幾つか選び、ご飯とスープが付いたものを店内で食べるスタイルで、値段も200円程度と安く、待たずに食べられることが売りだ。こうしたおかずとご飯を箱に詰めたものは「盒飯」と呼ばれ、形としては日本の弁当に近く、便宜上、出先や仕事場などで注文される。おかずは、豚肉や鶏を煮込んだもの、魚のフライ、麻婆豆腐や野菜炒めなどで、味が濃くご飯のおかずになるが油っこい。ゆえに、温かくなけば食べられない。

 それで、中国人が日本の弁当を見た感想は「中国の盒飯とは全く異なり、彩りよく盛り付けられていて、見た目からして食欲をそそる」と述べた。日本で販売される弁当の種類は豊富だが、学生や社会人が持参する手作り弁当も特色があって面白いとしている。

 しかし、一留学生としては「弁当の値段は高く、量が少ないので頻繁に購入できるものではない」と述べるも、旅行で訪れるなら豪華な高級弁当を試してみるようにと勧めている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)