日本の子どもたちは小さなころから自立していると言われるが、他の国とは何が違うのだろうか。中国メディアの今日頭条は13日、日本は「子どもの背中を押す教育」であると紹介する記事を掲載した。大人が何でもやってあげてしまう中国の教育と比較している。

 中国では子どもを甘やかす傾向が強く、わがままな「小皇帝」や、悪ガキを意味する「熊孩子(ションハイズ)」という言葉が流行ったほどだ。過保護が過ぎるだけに「背中を押して」自立を促す日本の教育が異質に映るのだろう。

 記事は、日本の親がどれだけ子どもの自立を促しているかを紹介。あるテレビ番組で紹介された7歳の女子児童は、歯磨きや髪を整えることから着替え、持ち物を確認する作業まで自分でこなし、1人で電車を乗り換えながら毎日登校していると紹介。これが中国だったら「無責任だ」として親が非難されるところである。

 日本の子どもはなぜここまで自立しているのだろうか。記事は、日本には「それができる環境がある」と分析。他にも同じような子どもがいるので、1人で電車通学しても孤独ではないという。また、小学校では上級生が下級生とともに集団で登下校したり、登校ルートには交番やこども110番の家が多く、ボランティアでパトロールする地域住民もいたりして、子どもが困ったときに近くの信頼できる大人に助けを求められる環境があると指摘している。

 記事は、これは集団行動で助け合う日本社会とも関係があると分析。学校では給食や掃除の時間はみんなで取り組むため、自然と他者との信頼関係を築けると論じた。いずれにしても、日本の教育は子どもの「背中を押して」自律を促し、中国では「子どもをしっかり引き寄せる」過保護な教育という違いがあると言えるだろう。

 記事では、中国は治安が悪いので日本のようにはできないという見方を示しているが、髪を整えかばんを準備して親が持ってあげることまでするというのは、やはり単なる甘やかしではないだろうか。実際、甘やかされて育ったため、中国では何がなんでもわがままを通そうとする大人も少なくない。子どもの「背中を押して」自立を促す日本の教育から中国はよく学んだ方が良いのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)